インターネットのぽまえをVRChatに導入する手順(詳細)

【概要】VRChatのアバターアップロード概要

VRChatにアバターをアップロードするには「Unity(ゲームエンジン)にアバターに必要な様々なデータを取り込んで、Unityを使ってVRChatにアップロードする」必要があります。

【準備】必要なもの一覧

VRChatにアバターアップロードするのに必要なものは下記になります。

  • アカウント VRChatのアカウント (NewUser以上のランク)
  • ソフトウェア VCC (VRChat Creator Companion)
  • ソフトウェア Unity
  • ソフトウェア Unity Hub
  • データ アバターに必要なデータ(Booth等で購入したアバター)
  • データ Liltoon

【手順】全工程の概要

VRChatにアバターアップロードするおおまかな手順は下記のような流れになります

  • 1.VCCを使ってVRChatにアバターをアップロードする専用のプロジェクトを作成。
  • 2.Unityのプロジェクトに必要なデータを導入する。
  • 3.Unityで必要な設定を行ってアップロードする。
  • 4.VRChatでアバターの確認を行う。

本記事では全工程を説明しますが、Liltoonの導入やUnityProjectの作成等が既に終わってる場合は飛ばして問題ありません。

【準備1】VRChatのアカウントを作成する

【VRChat】VRChatのアカウントの作成とトラストランクの上昇方法 を参考にしてください。

重要 VRChatのアカウントにはランクシステムがあり、初期のランク(Visitor)ではアップロードできません。VRChatをプレイ(ワールド探索,フレンド登録,一定時間のログイン)する、もしくわVRChatPlusに加入する事でトラストランクが上昇します。

【準備2】VCCのダウンロード&インストール

【VRChat】VCCを導入する(ダウンロード&インストール) を参考にしてください。

VCC(VRChat Creator Companion)とは、VRChatにコンテンツをアップロードするのに必要な機能をUnityに導入するソフトウェアです。

【準備3】UnityEditorとUnityHubのダウンロード&インストール

アバター導入方法 Step.1 UnityHubの導入
アバター導入方法 Step.2 Unityアカウントの作成
アバター導入方法 Step.3 Unity本体のインストール

上記の Step1、Step2、Step3 を参考にしてください。(Step4は必要ないです)
VRChatにコンテンツをアップロードするにはUnityを使ってコンテンツを作成し、Unityからアップロードを行う必要があります

【準備4】ぽまえのデータのダウンロード

ぽまえのBoothから、ぽまえ本体のデータをダウンロードしてください。
ぽまえを使うにはぽまえ本体だけではなく、Liltoonの導入を行う必要があります。

【準備5】Liltoonの導入

【VRChat】Liltoonの導入方法(ダウンロード&導入) を参考にしてください。
既に導入済みの場合は不要です。

【確認】バージョンの確認

  • Unity 2022.3.22f1
  • VRChatSDK 3.7.0
  • Liltoon 1.7.3

ぽまえの導入に必要な各種ソフトウェア、プログラムのバージョンです。
事前に確認の上、導入を行ってください。

【手順1】VCCからVRChatのアバター用プロジェクトを作成する

VCCを起動して左のバーにある[Project]タブを選択して、右上の[Create New Project]を押してください。

NewProjectの画面で [Avatars2022] を選択して、Project Nameにプロジェクト名(※1) を入力して [Create Project] のボタンを押します。

※1 プロジェクト名は分かりやすいものなら何でもOKですが、半角英数字のみを使用しましょう。プロジェクト名に悩む場合は「PomaeAvatar」とかで問題ありません。

【手順2】LiltoonをUnityのプロジェクトに導入する

上記の【準備5】に従って、VCCからLiltoonが導入できるようになったら、VCCからLiltoonを【手順1】で作成したプロジェクトに導入してください。

【手順3】Unityのプロジェクトにぽまえのデータを導入する。

VCCからアバター用のUnityのプロジェクトが開かれた状態で、【準備4】でダウンロードしたぽまえのフォルダーを開いて、[Pomae_(Version).unitypackage]をダブルクリックしてください。

そしたら[Import Unity Package]というウインドウが開き、[Import]を押してパッケージをUnityに追加してください。
これでUnityのプロジェクトにぽまえのファイルを導入できました。

エラー もしも、ぽまえが紫一色に表示されるの場合は、プロジェクトにLiltoonが正しく導入されてるか確認してください。紫一色になるのはShaderのファイルが不足していたりエラーが起きてる時に起こります。

【手順4】Unityからアバターをアップロードする

Projectタブ[Assets] > [POMAE_PRODUCT] > [1.00 (現在のバージョン)] にある [Pomae_Setup] のアイコンをクリックしてください。

Unityの画面が切り替わり、Hierarchyのタブが上記の画像のようにPomaeがセットアップされた状態になっていればOKです。
Pomae_FullPackageはデフォルトのぽまえの状態で、Pomae_CustomBaseは服が無い改変を想定したベースのモデルです。

Sceneタブにぽまえが表示されてる状態で、Unity上部のメニューバーにある[VRChat SDK]から[Show Control Panel]を押して、VRChat SDKのタブを開きます。

VRChat SDKタブの[Authentication]タブでVRChatのUsernameとPasswordを入力して[Sign In]を押してログインします。
Tips 繰り返しになりますが、VRChatのユーザーランクがNewUser以上じゃないとアバターをアップロードできません。

VRChatSDKが開けたら、以下の手順でアバターアップロードの設定を行います。

  • [Builder]タブを開く
  • [Name]にアバターの名称を入力する。
  • [Visibility]を必ず[Private]に設定する。(Publicにした場合、誰でもあなたがアップロードしたアバターをクローンして使えるようになってしまいます。ぽまえは規約で禁止しています。)
  • [Thumbnail]を設定します。[Select New Thumbnail]はUnityに導入した画像からサムネを設定し、[Capture From Scene]は今表示されてるアバターを撮影してサムネを設定します。
  • [Online Publishing]から、規約に同意するチェックをし[Build & Publish for Windows]を押します。

アップロード中の画面になったらアップロード成功です。

【エラー対応事例】

  • ソフトウェアのバージョン違いの為、エラーになった。
    ぽまえの場合 Unity 2022.3.22f1、VRChatSDK 3.7.0、Liltoon 1.7.3
    上記バージョンに更新をお願いします。

【手順4】VRChat上で動作を確認する

デスクトップモードでVRChatを起動して、[ESCAPE]キーを押してLanchPadを開きます。
LanchPadの[Avatar]ボタンを押してAvatarのWindowに移動します。

Avatarのウインドウで[Uploaded]のボタンを押すと、自分がアップロードしたアバターの一覧を確認する事ができます。
ここにぽまえが表示されてたらアップロード完了です。

【Tips】Unityの操作方法・アバターテストワールド

Unityの操作方法やウインドウの見方に慣れるには下記記事を参考にしてください。
【Unity】VRC初心者向けUnityの使い方

おすすめのアバターテスト用ワールド、Homeにしておくとすぐに色々チェックできます。
Avatar Testing Chamber

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