概要
VRChatをはじめたばかりの初心者の方へ、とりあえず行っておいて見ておいて間違いのないワールドやイベントについてまとめました。
また、ワールドやイベントを見るにあたって必要な予備知識であるワールドとインスタンスの関係性についても補足します。
【予備知識】インスタンスとワールドの関係
初心者の多くの人がイメージするのは「ワールドというのは1つであり、そこに参加すれば同じ場所に集まれる」だと思いますが実際は違います。
実際は「同じワールドであっても、別のインスタンス(入れる空間)であればそれぞれ別の場所に集まる」ことになります。
「ワールド」とは、インスタンスを構成するのに必要な空間の3Dモデルやシステムをまとめたもので、「インスタンス」とはワールドを元に実際に作成された入れる空間の事です。
例えるなら、製品の設計図がワールドで、設計図を元に実際に製造された製品がインスタンスというような関係です。設計図が同じでも実際に製造された製品はそれぞれ別々のもの。
VRChatのワールド選択画面では、現在選択中のインスタンスの情報が大きなサムネイルにまとめられていて、同じワールドの別インスタンスについては「Other Instance」の所に表示されています。
また、インスタンスの公開設定次第では参加できないインスタンスが存在します。なので「Other Instance」に表示されてないインスタンスがあります。
次の項目では公開設定について解説します。
【予備知識】インスタンスの公開設定
VRChatのインスタンス(ワールド)には「Public」「Friend (Friend+)」「Invite (Invite+)」の5つの公開に関する設定があります。
- Public:全員参加できる。
- Friend+:インスタンスの中に居る人にフレンドが居れば参加できる。
- Friends:インスタンスの作成者とフレンドであれば参加できる。
- Invite+:インスタンスの中に居る人から招待(Invite)を貰えば参加できる。
- Invite Only:インスタンスの作成者から招待(Invite)を貰えば参加できる。
はじめたばかりでフレンド0人の状態だとおおまかに「パブリックで作成されたインスタンス」か「自分で作成したインスタンス(自分がインスタンスのオーナーになる)」の2種類のインスタンスしか入れない事になります。
2019年5月の統計で古い情報ですが、VRChatにおける日本人ユーザーの割合は3.6%程に加え、実際に遊んでる長期ユーザーはFriendやInviteに滞在している事が多いため、実際にパブリックで会える割合に絞るとさらに少ない割合になると思います。
つまり、パブリックに行っても英語でのコミュニケーションが主なため、知らない人と話すこと自体に抵抗がなかったとしても言語の壁を超える必要があり、それ以外の遊び方では一人で色々なワールドを散歩するようなスタイルになります。
以降の項目では、この問題を解決するための初心者向けのワールドとイベントを紹介してゆきます。
ワールドタブから「日本語」で検索してみる
VRChatのWorldタブを開いた状態で左上のSearchから「日本語」といれて検索してみましょう。
注意点として、日本語を謳ってるワールドだからといって必ずしも日本語のユーザーが居るとは限りません。「比較的会いやすい」ぐらいです。
また、VRChat内のキーボードは日本語入力に対応していません。(デスクトップモードなら可能)
なので、VRモードで日本検索する場合はメモ帳などに「日本語」と入力してコピーした上で、VRChatの入力欄にフォーカスした状態でキーボードの「Control + V」を押すと入力できます。
Quest Meta Questのスタンドアローンで遊んでる場合は「JP」と入力して検索してみましょう。
イベントカレンダーを活用しよう
VRChatのイベントは「VRChatイベントカレンダー」に網羅されています。
Twitterをやってる方は「VRChatイベント情報」もフォローしておくといいでしょう
イベントに参加すれば、はじめたばかりでも日本語が話せる人で似たような事に関心のある人と集まる事ができます。パブリックを当てずっぽうで歩き回るよりも、確実に日本語が話せるユーザーと会う事ができます。
アバターを探せるおすすめのワールド「AvatarMuseum」
AvatarMuseumがおすすめな理由
- サンプルとは言っても販売アバターの試着なので、非常に高品質で多様。
- 権利的にクリーンなアバターしか出展できないため、初心者でも安心して使える。
- 展示と閲覧に特化してる為、短時間で多くのアバターを確認できる。
- 試着してみて気に入ったら、購買に必要な情報も確認できる。
サンプルとはいっても販売アバターの試着用なので非常に高品質である。
画像は「神結くれは(かむすび くれは)/ ツクルノモリ」より
展示系のイベントは色々ありますが、イベント会場がだだっ広い場合だと、移動に時間がかかったりどこに何があるのか分かりづらかったりする問題があります。
ある程度なれてる人であれば問題ないですが、初心者の方には勧めづらいです。
しかし、AvatarMuseumであれば一本道に等間隔で配置されてるのでそういった問題はありません。
事前に導入が必要だが「OpenBrowserServer」を使う事で、ワールドの中から直接アバターのBoothをブラウザで開く事ができる。
また、権利的にクリーンなのも重要である。
VRChatは海外圏がメインとなっており、所謂なMODのノリが強い。
そのため、VRChatには版権モノのアバターやゲームのリッピング(不正にダウンロードしたデータ)が置かれている事がある。
VRChatの中に公開されていたアバターなので悪意なく使っていたが、それが実は不正なアバターだったという事も無くはない。
そういった事故を未然に防ぐために、信頼のできるイベントやワールドのアバターを利用するのがいいだろう。
リンク一覧「AvatarMuseum」
- 公式ホームページ:AvatarMuseum
- Twitter:AvatarMuseum公式アカウント
- Twitterハッシュタグ:アバミュ
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