VRChatにミュリネを導入する方法【公式マニュアル】

【概要】VRChatへアバターを導入する 2023年版
【準備１】VRChatのアカウントを作成する
【準備２】VCCのダウンロード＆インストール
【準備３】UnityEditorとUnityHubのダウンロード＆インストール
【準備４】必要なデータのダウンロード
【手順１】VCCからVRChatのアバター用プロジェクトを作成する
【補足】VCC(VRChat Creator Companion)
【手順２】Unityのプロジェクトに必要なデータを追加(インポート)する。
【手順３】Unityからアバターをアップロードする
【手順４】VRChat上で動作を確認する
【Tips】サムネイルを変更したり、Unityの操作方法だったり

【概要】VRChatへアバターを導入する 2023年版

VRChatにアバターをアップロードするには、一言で言うと「Unityに必要なデータを取り込んで、Unityからアップロードする」必要があります。
※Unityはゲームを作るのに使われるソフト

まず、下記に挙げるアップロードに必要なアカウント・ソフト・データを揃えます。
VRChatのアカウント (NewUser以上のランク)、Unity、UnityHub、VCC、アバターに必要なデータ(Booth等で購入したアバター)

その後、VCCを使ってアバター用のUnityのプロジェクトを作成し、アバター用のUnityのプロジェクトにアバターに必要なデータを取り込んで(インポート)、Unity内でVRChatのアカウントでログインして、アバターのアップロードを行うという流れになります。

分からない事があれば公式Discordにてサポートを行っております。
折角、買って頂いたのにアップロードできずに放置…せず、お時間のある時に聞いて頂けますと幸いです。

【準備１】VRChatのアカウントを作成する

【VRChat】VRChatのアカウントの作成とトラストランクの上昇方法を参考にしてください。

重要 VRChatのアカウントにはランクシステムがあり、初期のランク(Visitor)ではアップロードできません。VRChatをプレイ(ワールド探索,フレンド登録,一定時間のログイン)する、もしくわVRChatPlusに加入する事でトラストランクが上昇します。

【準備２】VCCのダウンロード＆インストール

【VRChat】VCCを導入する(ダウンロード＆インストール) を参考にしてください。

VCC(VRChat Creator Companion)とは、VRChatにコンテンツをアップロードするのに必要な機能をUnityに追加するソフトウェアです。
アバターをアップロードするには、VCCを使って作成したUnityのプロジェクトが必要になります。

【準備３】UnityEditorとUnityHubのダウンロード＆インストール

アバター導入方法 Step.1 UnityHubの導入
アバター導入方法 Step.2 Unityアカウントの作成
アバター導入方法 Step.3 Unity本体のインストール

上記の Step1、Step2、Step3 を参考にしてください。（Step4は必要ないです）

Unityとは、ゲーム制作に必要な様々な機能を提供するゲームエンジンです。
VRChatにコンテンツをアップロードするにはUnityを使ってコンテンツを作成し、Unityからアップロードを行う必要があります。今日からあなたは開発者です！

【準備４】必要なデータのダウンロード

VRChatのアバターは、アバター本体のデータ以外にShaderと呼ばれる3Dを表示するのに必要なプログラムも必要です。稀にアバターとShaderの両方を製作されている方も居ますが、基本的にはShaderの追加も必要です。

ミュリネの場合はミュリネ本体以外のデータにも、liltoonの導入が必要です。
Boothからダウンロードするようお願いします。→ 【無料】lilToon

【手順１】VCCからVRChatのアバター用プロジェクトを作成する

VCC 2023年2月頃の画面

VCCを起動してください。VCCを起動するとこのような画面になります。
アバター用のプロジェクトを作成するには左のバーにある［New］を押して［Avatar］を押します。

VCC 2023年2月頃の画面

［New］を押すとプロジェクトを作成する画面になります。
［ProjectName］に分かりやすい名前を必ず半角英数字で入力し［Create］を押してプロジェクトを作成します。

VCC 2023年2月頃の画面

［Create］を押した直後はこのような画面になります。
また、左のバーにある［Project］を押した後に、先程作成したプロジェクト名を押すことでも開けます。
この画面の［Open Project］を押してUnityが起動したらVCCでVRChatのアバター用プロジェクトを作成するのは完了です。
この画面の左側でVRChatでコンテンツを作成するのに必要なパッケージ郡が確認＆管理できます。

【補足】VCC(VRChat Creator Companion)

VRChat運営公式から提供される機能はVCCを経由して配布され、最新版にインストールされ続けます。

ユーザーが提供するもの(アバター本体のファイルや、ユーザー製の拡張機能)はUnityPackageという方法で提供＆追加するのが主流です。VCCとは関係ない方法になります。
ただし、ユーザーでもVCCに対応する手段は用意されており、今後VCC対応のユーザーパッケージが増えてゆくと、VCC経由でパッケージを追加してゆく事になります。

【手順２】Unityのプロジェクトに必要なデータを追加(インポート)する。

liltoonをUnityに追加する手順です。
現在はVCCを使わない従来どおりのUnityPackageを展開する方法でOKです。

liltoon

liltoonをダウンロードしてzipファイルを解凍します。
Unityにパッケージを導入するには、Unityが開いてる状態で、UnityPackage（.unitypackage）をダブルクリックします。黒い四角いアイコンです。

Tips ファイルの拡張子が表示されて無い場合は、表示できるように設定しましょう。
→ ファイルの拡張子を表示させる方法

VCCからアバター用のUnityが起動した状態で、先程の画像を参考にUnityPackageをダブルクリックしてください。
そしたら［Import Unity Package］というウインドウが開き、パッケージ名が表示されてるので確認してください。パッケージ名を確認したら［Import］を押してパッケージをUnityに追加してください。

［Import］を押した後に、ProjectタブのAssetフォルダの中にファイルが追加されてればOKです。

Tips 場合によってはPackageフォルダの方に追加されるものもある。

liltoonが追加できたら、liltoonを追加した時と同様の手順でBoothからミュリネをダウンロードして、zipファイルを解凍してください。
ミュリネのUnityPackageがあるのでダブルクリックして先程と同様にUnityへ追加してください。
これでliltoonとミュリネをUnityに追加する事ができました。

【手順３】Unityからアバターをアップロードする

必要なパッケージをUnityに追加した後、ProjectタブのAssetフォルダ内にあるMYURINEのフォルダーを開いてください。
MYURINEのフォルダー内にある［MYURINE_x.xx_VRChatSetup］(x.xxはバージョン) のSceneをダブルクリックして開いてください。SceneとはUnityのアイコンをしているファイルです。

HierarchyタブにSceneが展開されてるのを確認したら、HierarchyタブにあるMYURINE_x.xx_Merge (x.xxはバージョン)をクリックし、Inspectorタブでチェックボックスをクリックしてアクティブ状態にします。
※アクティブ状態になっていればOKです。

Sceneタブにミュリネが表示されてる状態で、上のメニューバーの［VRChat SDK］から［Show Control Panel］を押して、VRChat SDKのタブを開きます。

VRChat SDKタブの［Authentication］タブでVRChatのUsernameとPasswordを入力して［Sign In］を押します。
Tips 繰り返しになりますが、VRChatのユーザーランクがNewUser以上じゃないとアバターをアップロードできません。